送り火

京都生活5年目にして初めて8月を京都で過ごしているので、

京都の本当の暑さを知ったのは初めてで、

当然五山の送り火も初めてである。




実家では玄関先でを細々焚いてたけど、京都の送り火はまるで祭りだ。

好きな人には悪いけど、訳わからん。

送り火とは楽しむもんなのか?

悼むものではないのか。





それはそうと、行ってきました、送り火

まあ、それとこれとは話は別ですよね。




夕方まで学校でミーティングやら何やらをやって、

そこそこ暇になったので、宝ヶ池で滑ることにした。

妙の山が目の前にあるので、8時まで滑ってそのまま送り火を見ようという目論見。




スケーターも自分の他に3人ほどいた。

ジャイさん(プロ)もいた。

しかし、みんな6時ごろに帰りだした。



あれ、みんな見ないの?
見るつもりでここで滑ってたんちゃうの?



あることに気づいた。

そうか。。。みんな彼女と見に行くねや。



こんな寂しい思いをするなら来なきゃよかった。


とはいえ見ずに帰るのもどうかと思ったのでやっぱ見る。


8時前には人がかなり集まってきたので、

人混みの嫌いな僕は競技場に忍び込んで見ることに。


中には人が全くおらず、特等アリーナで気分良く見ることができた。

8時になり、遠くで左大文字が燃え出した。


なかなか良いもんだ。

そして約10分後、「妙」に火が灯った。



下でカップル達が騒いでた。

確かに火が灯る瞬間はテンションが上がる。




しかし一人で来ている僕は静かに故人を悼むことにした。

夜風が涼しかった。










せっかく気分良かったのに、帰り道うんざりすることがあった。

人が多すぎて、家の前の道が道路規制され歩行者天国になっていたのだ。

人混みの中、原付を押して帰る羽目に。




いちおう、写真も撮りましたんで。